WWII米軍教範にある非電気式起爆を手元にあるダミーで再現してみた。

 黄色のコードが導爆線、黒いコードが導火線(のつもり)。導火線の手許には着火具(ライター)、先には雷管が付いていて、導爆線とテープで結束します(※本来テープは雷管もすべて包み隠すように巻きます)。導爆線は爆薬本体につなぎます。爆薬はニトロスターチ1ポンド爆薬です。

 着火具は引っ張り式のM1(マッチでも可)。引っ張ると発火して繋いだ導火線に点火します。 導火線の長さは約60センチで、これは点火後、約1分~1分30秒後に火花が雷管まで到達する長さです。

 火が雷管に達すると、雷管を介して導爆線が起爆し、爆薬へ爆轟を伝えます。

 教範には導爆線は各接続部で必ず6インチ/15cmの余裕を残せとあります。水濡れでの不発対策です。

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